サムライ、キリスト、ニーチェ、沢田研二… そしてミック・ジャガー
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吉本王国をバックにお笑いブームはとどまるところを知らないごとしだが、
そのせいか一般の関西人までが、芸人のように期待に応えようとし、
無理がたたって気の重い人が実際あとをたたないらしい。

だけど大阪人だからといってハジけなければいけないなんてヘンだろう。
柏原よしえがいる、河合奈保子がいる(いつの時代の話だ?)、
彼女たちは大阪を代表するアイドルだったが冗談などついぞ聞かれなかった。
目立ちたいなら浜村淳を見よ!
彼はたとえば「シークレットブーツをはいているらしい」という
まことしやかなウワサひとつで、存在感をアピールしているではないか。

熱心に映画その他を解説はするし、本業は司会(?)なのだろうが
例えば私には「ありがとう、浜村淳です」という決まり文句ひとつでもう何十年、
謎の人物としてお茶の間に定位置を保っているように記憶される。しかし
その「ありがとう、浜村淳です」の一言には幾千語を費やしても追いつかぬ
説得力があるじゃないか。昨日の「三波春夫でございます」と同じだ。

映画の解説といえば、彼は見る前に映画の筋をバラしてしまうことでも
知られるが、筋が知りたくない人は一度で懲りて、次からは浜村の顔が映ったら
「おそろしや」とペタッとお札を貼るようにして、チャンネルを変えればいい。

そんな彼には意外と、「オラオラ(彼はけっしてそんな言い方はしないが)
ボーとしとったラ、スジ言うてまうでー」という、「そのスジの人」が潜んでいる
気もするのだが、顔はどこまでもシラーとしていて、まゆひとつ動かさない
(「言うてまうでー」は「いてまうでー」にも似ているな…)。
俗に言う「しらこいオジサン」とは彼のことだったのだろうか。

しゃべり口調もどこまでも一本調子だ。
「おんち食品」という、うどんのコマーシャルで一言、「あーおんちかった」と
言っていたが全く抑揚がなく、「ありがとう浜村淳です」となんら変わりなかった。
おんちかったって言われても…浜村淳が記憶に残るばかりだ。

彼は関西弁とも何ともつかない不思議ななまりの入った発音をするために
(京都出身らしいのだが?)、その抑揚のなさの中に、ヘンな抑揚だけが
浮き上がってくるという仕組みのアピールをも可能にする。

お笑いで目立たなければならないことはない、印象に残る方法
はいくらでもある、逆に主張のないのも主張だ、その筋の人になるのも一つだ(?)
…いろんなことを、彼はシレーっとして教えてくれるかのようだ。


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