サムライ、キリスト、ニーチェ、沢田研二… そしてミック・ジャガー
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…にしても、「傷だらけの天使」は実際アキラ(水谷豊)が天使だったのかもしれない。
オサム(萩原健一)に、うるさがられても足蹴にされても、
「アーニキ~」と片足にしがみついていた姿には、
純粋を絵に描いたような清らかさがあった。

どこかに利害がからんでいるこの世にはありそうでない、こうした兄弟関係は
ドラマだから成立し、ひとつの理想の純愛として人々の心に残る。
毛布を頭から被って死んでいたアキラをオサムがドラム缶の風呂に入れ、
一人で弔うシーンは忘れられない。

だからといってあのドラマは同時に、「天使」はこの世では生き残れないことも
示唆していたのではないか。
兄貴に盲目的に付き従っていたアキラは死に、オサムは生きるという事実は、
私たちに「天使になれなくても生き延びろ」と、伝えていたのではないだろうか。

犬よりは猫が好き、とたしか言っていたジュリーにも、
アキラのような忠犬ハチ公性があるから、気まぐれな猫の自由さに
憧れるところがあったのかもしれない。
しかしその自由を得るには、目を開けて疑え、間違ってもいい、葛藤し、
そして兄貴を超越しろ、と彼の行動は語っていたようだった。
盲目は破滅に向かうのならば、人間が天使になるにはまず覚醒することしかないからだ。
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