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サムライ、キリスト、ニーチェ、沢田研二… そしてミック・ジャガー
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秀勝という名前の何がいやだったのか、もう改名してから何年もたつし
すでに憂歌団でもない彼だが、「おバカ」的イメージで語られることが多かった。

一度「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出たときなど、友人から
「あれがあなたがいいって言ってる木村さん?バカなの?」みたいに言われたことが
あって情けない思いをしたが、話に主語述語がないどころかとっちらかっていて
わけがわからないから、そう言われるのも無理もないだろう。

ところが、それらは見せかけだったのか?というほど強い表情の彼を見たことがある。
いや、見せかけじゃないだろうけれど…
あれはあれで彼だし、これはこれで彼だ。

それは「シカゴ・ブルースフェスティバル」に参加した憂歌団だ。
いやこの間押入れから古いビデオが出てきたのだが。
数々のブルースメンを彩った伝統あるこのフェスティバルに日本から
遠征した彼らを秋野陽子がレポートしていた。

現地で何年もピアノを弾いているという、いかにも「京都顔」の通称アリヨの
有吉さんと再会して、バックを務めてもらっていた。

顔に「いい体験をしました」としか書いていない内田勘太郎以下の坊ちゃんみたいな
ヌーボーとした顔に比べて、セットリストを厳しい目で見つめ「よしこれで行こう」と
きりっと引き締まった顎の線が印象的な木村の、冷徹なプロフェッショナルな横顔に
私はくらくらした。
彼にこんな一面があったなんて。

アメリカ人の前で歌を披露した彼らは少し気負った緊張感がただよい
本来の持ち味が出ていなかったし、アリヨのはらはらした顔の方が印象的
なくらいだった。

だけどこんな短い時間でそれをわからせようったって無理だろう。
エネルギーだけでも伝われば充分ではないだろうか。
しかし木村にあるものは、世界に憂歌団を示そうというよりも、ただ
ステージをまっとうしようとする責任感みたいなものに見えた。
憂歌団のブルースも、そんな信念のバックボーンがあったのかもしれない。



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